荒川南部土地改良区は、長年の悲願であった圃場整備事業を実施するため、平成13年に設立された小規模な土地改良区であり、担い手育・農地集積及び自然環境に配慮した圃場整備を推進してまいりました。 農村では、高齢化の進行、後継者不足、継続的な米価の低迷、土地持ち非農家の増加など、農業を取り巻く環境は非常に厳しく、先の見えない状況にあります。
このような状況の中、農業用施設の長寿命化のため適切な維持管理に努めるほか、耕作不能となった農地については関係機関等と連携を図り、担い手や農事組合法人へ農地集積を図るなどの手助けを行ってまいりたいと考えております。 また、農業・農村が有する国土保全、水源かん養、景観形成等の多面的機能の維持・発揮を図っていくため、農家組合員だけでなく地域全体で、次世代に継承していくことが必要であると考えています。
そこで、地域環境の保全のほか、地域の活性化やコミュニケーションを図るため、農業用施設の維持管理、都市農村交流事業、ホタルの観察会、生き物調査などの行事にも、引き続き取り組んで参りたいと考えております。
つきましては、組合員、組合員外の農家の皆様、非農家の地域の皆様にも荒川南部土地改良区の業務、各種行事や農業・農村の多面的機能について、ご理解を深めていただくきっかけになればとホームページを開設いたしました。 今後、各種行事などの最新情報を掲載していく予定でおりますので、多くの皆様のご活用・ご参加いただければ幸に存じます。
平成31年3月1日 荒川南部土地改良区
理事長 久郷 浩